📖 ITO NOTE|LINEN #3 リネンのお手入れ方法と保管のポイント
リネンってコットンと何が違うの?
良いとは聞くけどどんな良さがあるの?という疑問を持つ方へ
「リネン」という素材の魅力や扱い方について、全3回に分けてご紹介します!
#3 リネンのお手入れ方法と保管のポイント
リネンの魅力は、洗うことでどんどん風合いが増していくことにもあります。
お手入れの仕方を工夫することで、ふっくらやわらかな仕上がりを楽しめますよ🫧
▶ 基本は「手洗い推奨」
特に工業糸は一度洗うことで、蝋や加工が落ちて本来の風合いが引き出されます。
その後は洗濯機の「手洗いコース」でのお手入れも可能です。
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▶ お手入れの流れ(8ステップ)
1. スチームアイロンで目を整える
たっぷりのスチームを当てて、編み目を整えておきます。
2. 予洗い(つけ置き)
30℃前後のぬるま湯に20分間つけ置きします(洗剤なし)。
3. 本洗い(縮絨洗い)
中性洗剤を溶かし、やさしく押し洗いします。
4. すすぎ
ぬるま湯を替えながら2〜3回、泡がなくなるまでやさしくすすぎます。
5. 柔軟剤&ヘアトリートメントで仕上げ
やわらかくしたい場合は、柔軟剤(大さじ1)+
ヘアトリートメント(小さじ1/2)をぬるま湯に溶かしてさっと潜らせます。
6. 脱水
洗濯ネットに入れて30秒〜1分ほど脱水、またはタオルにくるんで水分を取ります。
7. 平干し・乾燥
形を整えて日陰で平干し。
ヨガマットやタオルの上でブロッキングすると模様編みが綺麗に仕上がります。
8. 仕上げスチーム
最後にもう一度スチームアイロンで整えると、ふっくらとした風合いに✨
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▶ 完成後の保管方法
天然繊維のリネンは、直射日光や摩擦に弱い素材です。
光の当たらない場所で、畳むかハンガーに吊るして保管するのが理想的です。
シワにならないように気をつけながら、風通しのよい場所で保ちましょう。
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おわりに
丁寧に編み、丁寧にお手入れすることで、
リネンはどんどん“自分だけの風合い”に育っていきます。
素材の特徴を知ることで、編み物の楽しさがもっと広がりますように🧶
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